はじめに
こんにちは、SHOUです!
今回は、Google Colabで使用されているCUDAのバージョンについて調べてみました。
ColabではGPUを無料で使えますが、CUDAのバージョンによっては使用できるライブラリが制限されることもあるため、確認が重要です。
確認方法もご紹介しますので、ぜひ実際に試してみてください!
Google Colabとは?
Geminiによると、Google Colab(正式名称:Google Colaboratory)は、Google Researchが提供する無料のクラウド型Python実行環境です。
主な特徴
- インストール不要: ブラウザだけですぐにPythonを実行できます。
- 無料でGPU/TPUが使える: 高性能なハードウェアを追加コストなしで利用可能です。
- 共有と共同編集: 作成したノートブックを他人と簡単に共有できます。
- ライブラリが豊富: TensorFlow、Keras、PyTorchなどが初期状態で利用可能です。
- チュートリアルが充実: 機械学習やデータ分析の教材も豊富です。
主な用途
- 機械学習: ニューラルネットワークの構築・学習・評価
- データ分析: データの前処理、可視化、分析
- 教育: 機械学習・Pythonの学習ツールとして
- プロトタイピング: アイデア検証やPoC開発
CUDAのバージョン確認方法
Google Colabで現在使われているCUDAのバージョンを確認するには、以下のコマンドを実行します。
コマンド
!nvcc -V
!
は、Colab上でシェルコマンドを実行するために必要です。
実行結果(2025年5月時点)
nvcc: NVIDIA (R) Cuda compiler driver
Copyright (c) 2005-2024 NVIDIA Corporation
Built on Thu_Jun__6_02:18:23_PDT_2024
Cuda compilation tools, release 12.5, V12.5.82
Build cuda_12.5.r12.5/compiler.34385749_0
この結果から、現在のCUDAバージョンは 12.5 であることが分かります。
過去のCUDAバージョン(参考)
2024年6月の実行結果
nvcc: NVIDIA (R) Cuda compiler driver
Copyright (c) 2005-2023 NVIDIA Corporation
Built on Tue_Aug_15_22:02:13_PDT_2023
Cuda compilation tools, release 12.2, V12.2.140
Build cuda_12.2.r12.2/compiler.33191640_0
当時は CUDA 12.2 が使用されていました。
2021年12月の実行結果
nvcc: NVIDIA (R) Cuda compiler driver
Copyright (c) 2005-2020 NVIDIA Corporation
Built on Mon_Oct_12_20:09:46_PDT_2020
Cuda compilation tools, release 11.1, V11.1.105
Build cuda_11.1.TC455_06.29190527_0
当時は CUDA 11.1 が使用されていました。
まとめ
Google Colabの環境は定期的にアップデートされており、CUDAのバージョンも変化します。
使用するライブラリのバージョンとの互換性を確認するためにも、作業前にCUDAのバージョンをチェックするのがおすすめです。
この記事が参考になればうれしいです!