Google ColabでPythonバージョンを確認する方法【2025年10月版】

投稿日:2021年8月1日日曜日 最終更新日:

Google Colab Keras NumPy pandas Python TensorFlow

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アイキャッチ画像 Google ColabでPythonバージョンを確認する方法

※最終更新日:2025年10月27日(初掲載:2021年8月)

Pythonとライブラリのバージョンを確認する方法

こんにちは、SHOUです。Colabの実験をしていて思わぬエラーに出会うと、「環境が違っているのかな?」と不安になりますよね。実際に私も、ライブラリのバージョンが合わずにコードが動かない経験をしました。そこでこの記事では、Colab上で主要ライブラリのバージョンを確認して、安心して実験を進める方法を紹介します。

今回は、Google Colab 上で Python や主要ライブラリ(TensorFlow、Keras、pandas、NumPy)のバージョンを確認する方法をご紹介します。
Colab環境は頻繁にアップデートされているため、使用しているライブラリのバージョンを把握しておくことは、エラー回避や動作確認において非常に重要です。


Google Colabとは?初心者が5分で使えるノートブック環境

「Pythonをちょっと試したい」「機械学習を勉強したい」と思ったとき、面倒な環境構築は避けたいですよね。
Google Colaboratory(略してColab)は、インストール不要でブラウザ上でコードが書ける非常に便利なツールです。

この記事では、初めてColabを使う人がつまずかないように、基本的な使い方や便利なTipsを紹介します。

Google Colabの主な特徴

  • インストール不要:ローカルに環境構築することなく、すぐにPythonコードを実行可能。
  • 無料:GPUやTPUなどの高性能な計算資源が無償で使えます。
  • コラボレーション対応:ノートブックを簡単に共有し、複数人での同時編集が可能。
  • 主要ライブラリをプリインストール:TensorFlow、Keras、PyTorchなどが最初から使えます。
  • 豊富なチュートリアル:初心者向けの機械学習やデータ分析チュートリアルが揃っています。

Google Colabの主な用途

  • 機械学習:ニューラルネットワークの構築、訓練、評価
  • データ分析:データの読み込み、前処理、可視化
  • 教育:PythonやAI関連の学習教材として
  • プロトタイピング:アイデアの検証や試作開発に

実際のバージョン確認結果

🔢 Pythonのバージョン

確認用コード:

!python --version

実行結果:

Python 3.12.12

🧠 TensorFlowのバージョン

確認用コード:

import tensorflow as tf
print(tf.__version__)

実行結果:

2.19.0

🧱 Kerasのバージョン

確認用コード:

import keras
print(keras.__version__)

実行結果:

3.10.0

📊 pandasのバージョン

確認用コード:

import pandas as pd
print(pd.__version__)

実行結果:

2.2.2

🔢 NumPyのバージョン

確認用コード:

import numpy as np
print(np.__version__)

実行結果:

2.0.2

バージョン確認後に注意すべきポイント

  • 互換性確認:公式ドキュメントや互換性一覧を確認してバージョンが一致しているか要チェック。
  • 環境差異の把握:ローカルPCや他のColabセッションとバージョンが異なることも。
  • 逐次確認の習慣化:「ノート再接続後」や「別プロジェクト開始前」には必ずバージョンチェックする癖をつけましょう。

【SHOU TAKEの経験に基づく】バージョン管理のベストプラクティス

Colabでは、PythonやTensorFlowがプリインストールされていますが、特定の実験を行う際には、**バージョン競合**によるエラーが頻繁に発生します。

よくあるトラブル:
TensorFlow 2.x系と古いバージョンのKerasやNumPyを組み合わせた場合、互換性が崩れて意図しないエラーが発生します。これは、**依存関係が厳密に管理されていない**ために起こります。

安定性を確保するための推奨バージョンペア(2025年10月現在)

用途 推奨TensorFlowバージョン 推奨Pythonバージョン
標準的な画像分類・CNN 2.15.x (LTS) Python 3.10 または 3.11
最新のTransformerモデル 最新版 Python 3.12

これらの推奨ペアを参考に、エラーが発生した場合は**インストールコードにバージョンを明示**(例:!pip install tensorflow==2.15.0)することが、**時間の節約につながる最高のコツ**です。

よくあるトラブル&対処法

Q: バージョン確認でModuleNotFoundErrorが出た
A: Web環境の不具合やセッションエラーの可能性があります。ランタイムを"再起動してすぐ実行"してみてください。

✅ まとめ

現在、Google Colab で確認できたライブラリのバージョンは以下の通りです:

  • Python:3.12.12
  • TensorFlow:2.19.0
  • Keras:3.10.0
  • pandas:2.2.2
  • NumPy:2.0.2

Google Colabは日々アップデートされているため、この記事と実際のバージョンに差異がある可能性があります。環境ごとにバージョンを確認しながら作業を進めることをおすすめします。

この記事が参考になれば幸いです!